エディとスイカを徹底比較

2大勢力であるEdy・Suicaの違いなど解説

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EdyとSuica対決

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2トップの電子マネーを徹底比較

現在、最も普及している電子マネーといえば、エディ(Edy)とスイカ(Suica)です。すでにどちらかもしくは両方持っている方も多いかと思います。
この2つは他を大きく離して普及しており、電子マネー業界の二大勢力となっています。登場も同時期で、ライバルのように比較されることも多いです。

そこでここでは、この2つの二大電子マネーに絞って色々な角度から比較してみました。
使い勝手や機能の違いはどうなっているのか?一体どっちが勝つのか?簡単に結論を出すのは難しいですが、将来どうなるかの予測に役立てばと思います。

基本面についての異同

分類上の位置づけ

まず、大きな違いというか、分類上の違いとして、「Edyは独立系」「Suicaは交通系」に属します。
エディは買い物などで使える場所が多いことが強みになっています。これは、当初エディを運営していた(株)ビットワレットがどこの系列にも属しないことが寄与していると言えます。この意味で独立系と言われています。独立系であることから、色々な業種の企業と提携できるので、多業種での導入が可能になります。
この点、ナナコやワオンなどのように特定の企業グループに属している場合は、ライバル企業の系列企業とは提携が難しいのとは正反対です。

スイカの場合は、元々交通料金決済がメインであり、それが最大の強みでもあります。エディが立ち入れない領域を持っているということは、絶対的に有利なポイントになります。交通決済の場面では、まったく競合しないということなので、その点では比較対象にはなりません。

このように、交通決済をメインにするスイカですが、フェリカ技術の柔軟性を生かして「駅ナカ(駅内の店舗)」へ進出、さらに「街ナカ」でのショッピング決済へと利用範囲を拡大させてきています。よって、「街ナカ」への進出はエディに遅れをとっており、加盟店数はまだ及びません。ただ、今後は利用可能な地域・加盟店数も、他のJR各社と相互利用が進むことによって全国区に広がっていくことは確実なので、エディとの差は縮まっていくものと思われます。

まとめ表

基本的な情報・機能(2017/7時点)をまとめると下表のようになります。

  Edy(エディ)Suica(スイカ)
登場年月 2001年11月2001年11月
分類 独立系交通系
支払い方式 プリペイドプリペイド
加盟店数 520000店230000店
発行枚数 10000万枚6309万枚
複数枚利用の可否 可(最大5枚)不可(但、カード型とモバイル型1つずつ持つのは可)
チャージ上限額 5万円2万円
デポジット 不要だが発行手数料がかかるカードがある原則必要(500円)
オートチャージ対応 可(おさいふケータイとEdy機能付き楽天カードのみ)可(対応クレジットカードが必要)
モバイル型
(おさいふケータイ)
あり(無料)あり(原則有料。ビューカード所持者とEasyモバイルSuicaは無料)
チャージ方法 クレジットカード/店頭/チャージ機/パソリ/銀行(おさいふケータイ)クレジットカード/銀行/店頭/券売機・チャージ機/パソリ/おさいふケータイ/オートチャージ
再発行の可否 不可一部可(Suica定期券、記名式Suica)

ポイントサービスの比較

独自ポイント制度について

エディは、「Edyでポイント」というサービスを提供しています。
これは、独自のポイントというのではなくて、提携している好きなポイントサービスのポイントを選んで貯められるというものです。

貯められるポイントサービスは、『ANAマイレージクラブ』『楽天スーパーポイント』『ベルメゾン・ポイント』『auポイント』『Pontaポイント』『ヤマダポイント(ヤマダ電機)』『Tポイント(ツタヤ)』『プレミアムドライバーズカードポイント(NEXCO中日本)』などがあります。
この中から貯めたいポイント1つを選んで貯めることが出来ます(複数のポイントを同時に貯めることは出来ませんが、変更は随時可能です)。
なお、このサービスは、おさいふケータイでエディを利用する場合に限られます(カード型の場合でも楽天スーパーポイントは貯められます)。

これに対してSuicaの場合は、「Suicaポイントクラブ」というサービスによって独自のポイントが貯まり、Suicaチャージや各種ポイントに交換できるというシステムをとっていましたが、2017年12月5日に「JRE POINT」とポイントの共通化を行い、これに伴い、Suicaポイントの新規登録は終了しました。

よって、今後はSuica利用で「JRE POINT」を貯めることができます。 今までSuicaポイントとして貯めていたポイントは、JREポイントと共通化の作業をすることによって、ポイント移行することができます。
⇒SuicaポイントからJRE POINTへの移行はこちらからできます

なお、Suica利用でポイントを貯めるには、「JRE POINT WEBサイト」でSuicaを登録する必要があります。
登録できるSuicaは、モバイルスイカ(ApplePayのSuicaを含む)ユーザーか、MySuica(記名式)、Suica定期券、Suica付き学生証(もしくは社員証)、ビューカード系の特定のカード所持者などに限られます。
⇒JRE POINTサイトはこちら

貯まったポイントは、駅ビル等での利用、商品交換、Suicaへのチャージ、Suicaグリーン券(2018年3月から)などへの交換に使うことができます。

マイルとのからみでは?

日本においてマイレージでメジャーなのは、JAL(日本航空)とANA(全日本空輸)です。 そして、電子マネーとマイレージプログラムとは密接なつながりがあります。電子マネーの普及にマイレージが一役買ってきたのは間違いない所です。

以前は、「JAL=Suica連合 VS ANA=Edy連合」という図式が固まっていて、「航空会社の地上戦」なんて言われ方もしていました。Edyがユーザー数を急速に伸ばしたのもANAマイレージのおかげと言っても過言ではないと思います。
それが2007年にANAの裏切り?によって、ANAがJR東日本のSuicaと提携したことから少し様子が変わりました。

エディは依然として、ANAと親和性が高いものの、クレジットカードを介してJALマイルをためることができるものがあります。
これに対して、Suicaの場合は、元々仲が良かったJALに加えて、ANAとも提携したことから、両方共にカードが発行されており、どちらのマイルも貯めやすくなっています。よって、マイルとの関係ではSuicaの方が選択肢が多いという点で、有利になっています。

ポイントサービスまとめ表

  EdyでポイントJREポイント
還元率 0.5%0.5〜1%(店舗によって異なる)
対象店舗 基本的に全て(但し、一部対象外店舗・商品あり)限定的(駅ナカ中心)
ポイント
移行先
14ヶ所(ANAマイレージクラブ、楽天スーパーポイント、ベルメゾンポイント、auポイント、ヤマダポイント、ビックポイント、Tポイント、Pontaポイントほか6ヶ所)4種類(駅ビルでの利用、Suicaチャージ、商品交換、Suicaグリーン券)
交換手数料 無料無料
ポイント有効期間 貯めるポイントサービスごとに異なるポイントの最終利用日より2年後の月末まで
ポイント付与条件 モバイルEdy(おさいふケータイ)利用者モバイルスイカ(Apple PayのSuica含む)ユーザー、MySuica(記名式)、Suica定期券、Suica付き学生証(社員証)、ビューカード系の特定のカード所持者

上記表の解説をすると、エディはポイント還元率が実質的に一律なのに対して、Suicaは店舗ごとに異なります。1%の還元率の店があるので、その分還元率的にはSuicaが有利です。

加盟店数については、エディは一部例外店舗や商品を除けば、ポイントが貯まる店が多いです。使えば基本的にポイントが貯まるということになります。
これに対して、Suicaはポイントがたまるお店が限られています。特に街ナカでポイントが貯まる店はまだ少ないです。コンビニのような街中でチェーン展開する店舗ではポイントはたまらないので、街中利用での便利さはイマイチといえます。

ポイント移行先は、表の通り、エディの方が選択肢が多くなっているので、個人個人の好みに合ったものが選択しやすくなっています。
また、交換手数料は、エディの場合はどのポイントサービスを選んでも無料です。というより、選択したコースのポイントが直接貯まるので、交換手数料という概念がそもそもありません。
これに対してSuicaは、以前は手数料を取っていましたが、JREポイント開始に伴い、無料化されています。

なお、有効期限は、Suicaは最終利用日より2年間と決まっていますが、エディの場合はどのポイントサービスを選択するかで異なります(例えば、ANAマイルを選んだ場合は3年、auポイントは無期限など)。

総括-それぞれの優位点など

長所短所一覧

  Edy(エデイ)Suica(スイカ)
長所 ■加盟店数・発行枚数が多い
■ポイントが貯まる店が多い
■チャージ上限額が高い
■ポイント移行先が多い
■交通決済で最もメジャー
■JR各社と連携して全国で使える
■ポイントをSuicaチャージに使える
短所 ■交通決済には使えない
■マイレージではやや劣勢
■モバイルで使う場合は原則有料
■チャージ限度が低い
■ポイント移行先が少ない

今後の展望など

以上、エディとスイカについて対比してきましたが、この両者は決して競合するものではないと思います。
特に交通決済の面において守備範囲が違いますので、どちらか一方を選んだ方が良いというものでは現時点ではないです。 実際、両方持っている人も多いと思います。
ただし、今後、スイカが街中での決済に本腰を入れてきた場合、エディにとっては窮地に立たされることになりそうです。 財布の中に何枚もカードを入れておきたくないのが通常でしょうから、1枚で全て事が済むなら消費者はそっちを選択すると予想されるからです。

スイカの強みは、上記で触れた通り、交通に使える電子マネーということです。なので、生活インフラ的要素が強く、消費の落ち込みに強いと言えます。つまり、収益基盤が固いと言えます。また、JR東日本がANAと提携したことで、マイレージでの選択肢では優勢になっています。
対してエディは、どちらかと言えば遊興費に使われるタイプなので、景気の悪化の直撃を受けやすいという傾向があると思います。加えて、公共料金のコンビニでの払込票(収納代行)での決済を中止したり、クレジットチャージでのマイル付与もどんどん縮小されていく中で、お得を求める消費者にとって魅力が薄れてきているのは事実です。

このように、エディにとっては厳しい状況になっていることは確かです。 実際、エディを運営している(株)ビットワレットはサービス開始以来、赤字続きで、度重なる増資、人員削減など経営環境は厳しい状態が続いています。
とはいえ、現時点で発行枚数・加盟店数ともナンバーワンであり、多くのユーザーがいることから、急速に廃れていくとは考えづらいです。

また、株式会社ビットワレットはソニーやNTTドコモ、東京三菱UFJ、三井住友銀行、トヨタ自動車、KDDIなど誰でも知っている一部上場の企業が出資して設立された背景を持ち、現在その他の大株主も錚々たるメンバーが揃っているので、どこかで金融、通信、物流を巻き込んだ改革が期待されるところです。
なお、マイレージとの関係においては、これまで情勢がよく変わっていること、また、ANAとJALが合併するなんていう噂も出ていることもあり、混沌としています。なのでマイル戦線は今後大きく変化することも考えられ、これがEdyとSuicaの明暗を分けるキーポイントになる可能性も高そうです。

【追記】2009年11月に、楽天が(株)ビットワレットに出資して株式の過半数を取得すると発表しました。楽天の連結子会社になることで、ネット決済での優位性が予想されます。また、楽天の顧客を取り込むこともでき、さらなる普及に弾みがつきそうです。
ただ、楽天は買収したイーバンクでの個人間振り込みを有料化した例に見られる通り、我々消費者側にとってはサービス改悪となる懸念もあり、ユーザー側にとっては今後の動向には要注意です。

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