WAON(ワオン)の解説ページ

イオン(aeon)グループで使える話題の電子マネー!nanacoとの違いの説明など

Edy対Suica!電子マネー比較主義

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waon(ワオン)の詳細情報

概要・特徴

WAON(ワオン)は、スーパーのイオンやジャスコ・サティ・マイカル、コンビニのミニストップなどをグループ展開する(株)イオンが提供するプリペイド(前払い)式の電子マネーサービスです。

ワオンは流通系2大電子マネーのひとつとして、セブン&アイホールディングスのナナコと対比されることが多いです。
ナナコ同様、グループ企業全体でサービス展開できるので、拡大余地が大きく、流通系電子マネーの旗手として、今後さらなる普及が見込まれます(※1)。
サービス開始時期はほぼ同じですが、当初の会員増加ペースではナナコと比べて遅れをとっていました。しかし、2009年3月末には巻き返してナナコの発行枚数を超えてきており、勢いを見せています。

イオングループがセブンイレブングループと違うのは、他の電子マネーも自グループで使えるようにしていることです。例えば、イオンやジャスコなどではSuicaとiDが使えますし、ミニストップでもSuica・PASMOが使えたりします。
競合他社と連携で行くのか、自社独自路線で行くのか、対象的な戦略になっているようです。

ワオンの由来・語源

ワオンの名称は、色々な音が調和して奏でられる美しい「和音(わおん)」に由来しています。
そしてこれには「色々な人が、色々なお店で、色々な場面でいろいろな思いをこめて利用されるように」という意味が込められています。
また、犬の吠え方「ワオーン」にちなんで、ワオンのキャラクターは「白い犬」になっています(※2)。

サービス地域

イオン系のスーパーを中心に、全国で利用可能です(但し、まだ一部の店舗では使えない場合があります)。
この点は、同じプリペイド型電子マネーのスイカやイコカのように地域性のあるものよりも優れている点です。 ナナコと同じく全国でしているグループ展開している企業だから成し得る業ともいえます。

利用可能店は、ジャスコ、マックスバリュ、イオンショッピングセンター、イオンモール、まいばすけっと、サティ(SATY)、ビブレ(VIVRE)、カルフール、ローソン、ミニストップ、マクドナルドなどが挙げられます。

特典について

サービス概要

nanacoと同じく、WAONにもポイントサービスが標準でついています。
サービス名称は「WAONポイント」といって、WAON支払いでのお買い物200円(税込)ごとに「WAONポイント」が自動的に1ポイントたまるサービスです(還元率0.5%)。
200円(税込)未満の端数は切り捨てとなりますので、200で割り切れる金額のお買い物が一番お得になります(例:400円、800円など)。

また、毎月5・15・25日は「お客さまわくわくデー」で、WAONで支払うとポイントが2倍になります。さらに、毎月20日・30日は「お客様感謝デー」で5%割引になります。なので、まとめ買いは5のつく日または、20日か30日にしましょう。
その他にも特別割引や毎月の特典も随時あります。
なお、ポイントには有効期限があります(最大2年間)。

ポイント交換について

貯めたWAONポイントは「1ポイント=電子マネー1円分」として交換できます(換金は不可)。
交換の際は、100WAONポイントごとに100円分のWAONに交換が可能です(交換手数料無料)。
WAONポイントは、WAON加盟店に設置された「WAONステーション」という機械でWAONへの交換手続きをしないとお買い物に使えないので注意が必要です。

また、貯まったポイントはWAONポイントに交換できます。
以前はSuicaポイントと相互交換ができたのですが、WAONポイントからSuicaポイントへの交換は2017年7月26日に終了してしまいました(Suicaポイント→WAONポイントには交換可)。

また、提携している会社のポイントを、WAONポイントに交換することも可能です。
今のところ、イオンカードの「ときめきポイント」と、JALマイレージバンクの「マイル」、三井住友VISAカードの「ワールドプレゼントのポイント」「Suicaポイント」「OkiDokiポイント」「オリコポイント」などをワオンのポイントに交換することができます(交換レートはそれぞれ異なります)。

課題

ワオンのポイント制度ですが、ポイントがたまるのが200円単位となっており、100円単位でポイントがたまるナナコよりも不利になっています。
また、ポイント交換でWAONに交換する場合は手数料無料なのは良いのですが、SuicaポイントからWAONに交換する時などは1割も手数料がかかるというのは良くないですね。料率を下げるか、定額にするかして欲しいところです。

ワオンはナナコと比較されることが多いので、別ページでまとめてみました。
ワオンとナナコの比較はこちら⇒流通系電子マネー比較

新たにWAON POINTが登場

上記「WAONポイント」とは別に、2016年6月23日から「WAON POINT」というサービスがスタートしました。
読み方は両者で同じですが、内容は異なります。別サービスなのに何で同じ読み方にしたんだろうと疑問です。
ポイントの有効期限や200円で1ポイントたまるのは同じですが、「WAON POINT」は月額累計利用額500円ごとに1ポイント追加で貯まるので、少しお得になります。

簡単にまとめると、
WAONポイント=「電子マネーWAONカード」でのWAON決済に応じてポイントが貯まる。事前登録不要。
WAON POINT=「WAON POINTカード」提示でポイントが貯まる(決済手段は問わず)。事前登録必要。

細かい違いや例外は他にもいくつかありますが、ここで説明すると非常にややこしくなるので、一応上記のように理解しておきましょう。
なお、「WAONポイント」と「WAON POINT」の二重取りはできないようになっています。

種類と入手方法

ワオンには次の6種類のタイプがあります。
1.ワオンのみが搭載されたカード
2.イオンカードの子カードとしてのワオン(WAONカードプラス)
3.クレジットカード一体型
4.キャッシュカード一体型(イオンカードセレクト、イオンバンクカード)
5.他社との提携カード
6.モバイル型(おサイフケータイ)

1〜5は、ともにカード型という点で共通ですが、機能などに多少の違いがありますので、ここではそれぞれ別なモノとして分類します。

カード型の場合は、発行に際して、基本的に年齢制限はありません(クレジットカード一体型とイオンカードの子カードの場合は、クレジットカードの年齢条件をクリアしていないと発行できません)。
この点は条件があるナナコとの違いになっています。
モバイル型は16歳以上という条件があります。この点についてはナナコも同様になっています。
以下でそれぞれのタイプごとの主な特徴と入手方法を分類して説明します。

ワオン機能のみ搭載カードの場合

ワオンのみ搭載の「WAONカード」は、最もスタンダードなワオンといえます。
ナナコのスタンダードなカードと違うのは、記名の要否です。記名不要なので、ワオンの方がより簡単に入手できます。
イオン各店やミニストップの「レジ」や「サービスカウンター」などの店頭で、名前などの個人情報は書かずに簡単に入手することができます。
発行手数料は300円(税込み)、年会費は無料になっています。

イオンカードの子カードの場合(WAONカードプラス)

「WAONカードプラス」は、イオンカード(クレジットカード)を持っている方だけが入手可能なカードです。
発行手数料は300円(税込)、年会費は無料です。

入手方法は、イオンカードを持ってイオン各店の「イオンカード受付カウンター」で申し込むと、その場で発行してくれます。
また、インターネットでの申し込みもできます。イオンカードのカード番号など必要事項を入力して送信すると2週間〜1ヵ月程度でWAONプラスカードが郵送されてきます。
WAONカードプラスのネット申込みサイトはこちら
その他、申込書を郵送することでも入手可能です。WAON加盟店に置いてある申込書に必要事項を記入して郵送すれば2週間〜1ヵ月程度でカードが送られてきます。

クレジットカード一体型の場合

クレジットカード一体型は、文字通りクレジットカードにワオンの機能が付加されたカードです。
クレジットカードとワオンが一体化しているので、カード枚数をこれ以上増やしたくない方はこのタイプを選択すると良いでしょう。
このタイプはナナコではまだ発行されていないので、この点ではワオンの方が選択の幅が広く、一歩リードしてるといえます。

入手方法は、上記WAONカードプラスと同様、店頭・郵送・インターネットなどで申込みができます。
今のところ、一体型が発行されているのは「イオンカード」と「イオンJMBカード」「イオンカードセレクト」の3種類のみです。今後、どのカードに一体型が登場するのか注目されるところです。

キャッシュカード一体型の場合

文字通りイオン銀行のキャッシュカードが一体化されたWAONです。
キャッシュカード一体型は、今の所「イオンバンクカード」と「イオンカードセレクト」の2種類が発行されています。
「イオンバンクカード」とは、イオン銀行の「キャッシュカード」で、これにWAON機能が搭載されているカードです。
「イオンセレクトカード」はキャッシュカードとWAON機能に加え、クレジットカード機能もついているカードです。

他のカードと違って、このタイプはだけは条件が少し有利になっています。
有利な点は、発行手数料が無料なのと、通常2万円のチャージ限度額が5万円に拡大されている点です。
このカードを手に入れるにはイオン銀行に口座開設が条件になるので、銀行口座を作ってくれた見返りのような感じでしょうか。

入手方法(口座開設方法)は、「イオン銀行店舗での申込」「イオン各店の口座申込みカウンターでの申込」「イオン各店やインターネットで取り寄せた申込書の郵送」の3パターンがあります。
インターネットで申込書を入手する場合は下記のURLから請求できます。
イオン銀行の口座開設の資料請求はこちらからできます

他社との提携カードの場合

他社との提携カードもあります。
このタイプの特徴は、提携先会社の提供する機能が付加されているだけでなく、発行手数料が無料になる場合が多いという特徴がありますので、1のノーマルWAONカードを普通に作るならばこっちの方がオススメできます。

提携カードは今の所、「三井住友WAON」と「JMB WAONカード」の2種類発行されています。

三井住友WAON」は、三井住友VISAカードの子カードとして発行されるので、三井住友カードを持っていることが条件になります。機能的には普通のWAONと同じです。

「JMB WAON」カードは、JMB(JALマイレージバンク)およびJAL ICサービスと、WAONの2つの機能を備えたカードです。
WAONで支払うと200円(税込)につき1マイルもらえるのが特徴です。もらったマイルはWAONに交換できますので、その交換したWAONを使って支払うと、再度マイルを貰うことができるようになっています。
こちらは三井住友WAONと違って、クレジットカードなしでも発行できます。

モバイル型(おさいふケータイ)の場合

モバイルWAONを使う場合は、まずおサイフケータイ対応の携帯電話またはスマートフォンが必要になります。
以前はドコモの機種しか対応していませんでしたが、2008年3月からはauとソフトバンク携帯端末にも対応しました。
なお、年齢条件は16歳以上という制限があります。

対応携帯電話を用意したら、「WAON公式サイト(携帯)」にアクセスし「モバイルWAONアプリ」をダウンロードします。
アプリをダウンロード後、起動したら、新規利用登録ページへ進み、画面にしたがって必要事項を入力(「氏名」「生年月日」「携帯メールアドレス」「パスワード」「電話番号」などの入力が必要となります)。
以上を入力して登録が完了すれば使える状態になります。
ポストペイ型のように2つのアプリをダウンロード・設定する必要がないので簡単です。

以上の手順を簡単にまとめると以下のようになります。
ワオン対応おさいふケータイ入手→WAONケータイサイト→モバイルWAONアプリをダウンロード→アプリ起動→必要を事項入力して利用登録

以上で準備完了です。あとはチャージしてお店で使うだけです。使い方は、ワオンで支払う旨を店員に通知して、おサイフケータイを読み取り端末にかざすだけです。「ワオン!」と音がしたら支払い完了です。

WAONモバイルアプリの携帯キャリア毎のダウンロードの仕方は以下の通りです。

■NTTドコモ[iモード]:
「iMenu」→「メニュー/検索」→「おサイフケータイ」→「電子マネーWAON」

■au[EZweb]:
「EZメニュー」→「トップメニュー」→「カテゴリでさがす」→生活情報「バンキング・マネー」→「電子マネー」→「電子マネーWAON」

■ソフトバンク[Yahoo!ケータイ]:
「Yahoo!ケータイ」→「メニューリスト」→「おさいふケータイ」→「電子マネー」→「電子マネーWAON」

WAONのチャージ方法

WAONの入金額の上限は基本は20000円(イオンバンクカード、イオンカードセレクトのみ5万円)で、1000円単位でチャージができます。
但し、手続きすることによって、50000円に増額することが可能です(増額した後に20000円の限度額に再度戻すことはできないので注意)。
チャージ可能な方法は、ワオンの種類によっても多少異なりますが、以下の通りナナコよりも多いです。

店頭の場合

店頭の場合は、イオン店頭などWAON加盟店のレジや専用のチャージ機が設置してあるので、それらを使ってチャージします。
レジの場合は現金でのチャージのみですが、チャージ機ではクレジットカードでのチャージもできます。

銀行ATM機の場合

銀行チャージは、イオン銀行のATMのみでチャージすることができます。
チャージ可能なWAONの種類も「イオンバンクカード」と「イオンカードセレクト」のみになっており、キャッシュカード一体型タイプの所有者だけの特権といえます。

クレジットカードで

クレジットカードでのチャージは、WAONカードプラスとイオンカード(WAON一体型)、モバイルWAON(クレジットカード登録済みの場合)、「提携カード」のみが対応しています。
加盟店に置いてあるWAONチャージ機でチャージできます(レジでは不可)。

おさいふケータイの場合

モバイルWAON(おさいふケータイ)の場合は、クレジットカード登録の有無でチャージ方法に制限があります。
クレジットカード登録をしておくと、店頭での現金チャージ、チャージ機での現金チャージ、クレジットチャージ、オートチャージ(自動入金)などに対応しています。
また、携帯単体でもネットにアクセスしてクレジットチャージが出来ます。
これに対して、クレジットカード登録がない場合は、上記のうち、クレジットチャージとオートチャージだけは使えません。

オートチャージ

ワオンは、オートチャージサービスにも対応しています。
オートチャージの内容は、「支払い後のWAON残高が設定金額未満になると自動的にWAONがチャージされる」タイプです。

オートチャージに対応しているワオンの種類としては、「WAONカードプラス」「イオンカード(WAON一体型)」「イオンバンクカード」「イオンカードセレクト」「提携カード」「モバイルWAON(おさいふケータイ)」で利用することができます。要するに、ノーマルのWAONカード以外は対応していると覚えておけば簡単です。

ワオンがオートチャージに対応しているのはナナコよりも有利な点でしたが、後にナナコもオートチャージサービスを開始したので、この点で差はなくなっています。
なお、スイカやパスモなどはモバイルでのオートチャージには対応していないので、今のところモバイルで対応しているのは意外にもワオンとナナコだけになります。
但し、モバイルWAONの場合は、クレジットカード登録してある場合のみオートチャージサービスを利用することが出来る点は注意が必要です。

なお、オートチャージを利用するためには事前の申し込みが必要です。
参考⇒オートチャージについての解説はこちら

ワオンのデータ一覧

登場年月2007年4月27日
発行枚数6600万枚(2017/07現在)
発行手数料カード型は300円(税込)、モバイル型は無料
チャージ限度額20000円。但、5万円に変更可(要手続き)、キャッシュカード一体型は50000円
利用可能地域加盟店のある日本全国
加盟店数374000店舗(イオン、ジャスコ、マックスバリュ、ミニストップ、ファミリーマート、マクドナルドなど)
⇒ワオン(WAON)が使えるお店はこちら
運営会社イオン株式会社
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付加情報



【知識+α】

※1 イオンのグループ企業には、ツルハドラッグ、タカキュー、オリジン弁当などがあるので、将来的にはこれらの店舗でもワオンが使えるようになる可能性があります。


※2 キャラクターは公募によって名前も付いており、Happy Waon(ハッピーワオン)という名前が付いています

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