nanaco(ナナコ)の解説ページ

セブンイレブンで使える話題の電子マネー!ワオンとの違いの説明など

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nanaco(ナナコ)の詳細情報

概要・特徴

nanaco(ナナコ)は、セブンイレブンやイトーヨーカドーの親会社であるセブン&アイ・ホールディングスが展開する プリペイド(前払い)型の電子マネーです(※1)。

流通業界初のFeliCa対応電子マネーであり、巷ではコンビニ最大手のセブンイレブンが電子マネーに参入すると話題になりました。
サービス開始から1ヶ月で100万人、2ヶ月で300万人の加入者を集めるなど、ハイペースで会員を増やしてきています。
また、セブン&アイ・ホールディングスのグループ企業全体(※2)でサービス展開できるので、拡大余地が大きく、流通系電子マネーの旗手として、今後さらなる普及が見込まれます。

ナナコの由来・語源

ナナコは、セブン()&アイ・ホールディングスで毎日(日)使え、セブンイレブンを中心としてつの業態で使えることから名づけられています。
また、ナナコのキャラクターであるキリンは、首が7の字の形をしており、また、テーマカラーも「7色の虹」というように、徹底的に7(なな)にこだわっています。

サービス地域

セブン&アイグループのセブンイレブンを中心に、全国で利用可能です。
この点は、同じプリペイド型電子マネーのSuicaやICOCAのように地域性のあるものよりも優れている点です。 全国展開している企業グループだからなしえる業ともいえます。

利用可能店は、セブンイレブン、デニーズ、イトーヨーカドー、エスパ以外にも、カラオケ館、オリックスレンタカー、ジャパレン、歌広場、まんが広場、買取王国、ツルハドラッグなどがあります。

特典について

サービス概要

電子マネー単体ではポイントがつかないサービスが多い中、nanacoの場合はポイントサービスが標準でついています。
サービス名称は「nanacoポイント」といって、nanaco支払いでの買い物100円(税抜)ごとに「nanacoポイント」が1ポイントたまるサービスです(還元率1%)。

ポイント交換について

貯めたnanacoポイントは「1ポイント=電子マネー1円分」として交換できます(換金することはできません)。
交換の際には、「交換額」に対し1%の手数料(小数点以下切り上げ)が必要となります。小数点以下が切り上げとなるので、100ポイント単位で交換した方がお得になります手数料は撤廃されました(現在は無料)※3
その他、「オムニ7」という、セブン&アイ系のショッピングサイトでのお買い物時に1ポイント=1円として支払いに使うこともできます。

また、逆にnanacoと提携している会社のポイントを、nanacoポイントに交換することも可能です。
今のところ、アイワイカードのポイント、JCB「Oki Dokiポイント」、セゾン「永久不滅ポイント」やLINEポイント、Pex、Gポイントや各種クレジットカードのポイントなどをナナコのポイントに交換することができます(逆は不可)。
ANAマイルだけは相互交換できますが、ANAマイル→nanacoポイントはレートが悪いので、おすすめはしません。

なお、ポイントには有効期限があります
当年4月から翌年3月までに加算されたポイントは、翌々年の3月末まで有効です(最長で2年間)。期限内にポイントを使わなかった場合、ポイントは失効します。

ポイント適用除外品に注意

以下のように、ナナコで支払っても一部ポイントがつかない商品・サービスがあります。基本的には金券類はダメと覚えておくとよいでしょう。
インターネットショッピング・公共料金の代理受領、切手、はがき、印紙、年賀状、クオカード、テレホンカード、ビール券・酒クーポン券、アイチューンズカード、プリペイド携帯カード、タバコ、映画券・前売り券、地域指定ゴミ袋、ゴミ処理券、スキーリフト券など

種類と入手方法

ナナコには次の3種類のタイプがあります。
1.ナナコのみが搭載されたカード(カード型)
2.モバイル型(おサイフケータイ)
3.クレジットカード一体型

カード・モバイルいずれの場合もデポジットは不要です。これは他のプリペイドタイプとは違う点です。
但し、ナナコのカード型は発行手数料を取るので、結局同じようなものですが(^_^;)。
上記3タイプのうち、おさいふケータイの場合は発行手数料無料なので、どちらかと言えばおサイフケータイがおすすめです。

発行に際して、基本的に年齢制限はないですが、カード型の場合、15歳以下は親権者の同意が必要になります。これに対して、おサイフケータイの場合だと15歳以下は利用できません。
以下でそれぞれのタイプごとの主な入手方法を分類して説明します。

カード型の場合

カード型の「nanacoカード」は、セブンイレブン、イトーヨーカドー・エスパ、デニーズの店頭に置いてある入会申込書に必要事項を記入して、発行手数料300円(税込)を払うだけです。その場で即時発行してくれます。

店頭だと落ち着いて記入できないという方は、ナナコの公式ホームページ(PC、携帯)から必要事項を入力すると発行される「Web申込書番号」をメモしておいて、それを店頭で伝えると、その場で発行してくれます。
また、必要事項を記入済みの申込書をプリントアウトしてセブンイレブンに持って行くことでも発行可能です(PCのみ)。
但し、15歳以下の人は親権者の同意が必要になるので、Web申込みは不可です。店頭で申込みましょう。

【リンク】
印刷用の申込書フォームはこちら(PC)
携帯サイトから申し込む方は、ナナコの携帯サイトから申し込みます
ナナコ携帯公式サイトへの順序はこちら

モバイル型(おさいふケータイ)の場合

モバイルnanacoを使う場合は、まずおサイフケータイ対応の携帯電話が必要になります。
対応携帯電話を用意したら、nanacoケータイサイトにアクセスし、「nanacoモバイルアプリ」をダウンロード。
アプリを起動したら、新規入会ページへ進み、画面にしたがって必要事項を入力(「メールアドレス」「パスワード」「氏名」「性別」「生年月日」「職業」「住所」「電話番号」の入力が必要となります)。
以上を入力して登録が完了すれば使える状態になります。
ポストペイ型のように2つのアプリをダウンロード・設定する必要がないので簡単です。

以上を簡単にまとめると以下のようになります。
ナナコ対応おさいふケータイ入手→nanacoケータイサイト→nanacoモバイルアプリをダウンロード→アプリ起動→必要を事項入力して会員登録

以上で準備完了です。あとはお店で使うだけです。使い方は、ナナコで支払う旨を店員に通知して、おサイフケータイを読み取り端末にかざすだけです。「ピュリーン」と音がしたら支払い完了です。

nanacoモバイルアプリの携帯キャリア毎のダウンロードの仕方は以下の通りです。
※スマートフォンの方は、Google Playでnanacoアプリをダウンロードします。

■NTTドコモ[iモード]:
「iMenu」→「メニューリスト」→「おサイフケータイ」→「電子マネーnanaco」

■au[EZweb]:
「EZメニュー」→「トップメニュー」→「カテゴリでさがす」→生活情報「バンキング・マネー」→「電子マネー」→「電子マネーnanaco」

■ソフトバンク[Yahoo!ケータイ]:
「Yahoo!ケータイ」→「メニューリスト」→「おさいふケータイ」→「電子マネー」→「電子マネーnanaco」

モバイル型とカード型の違い

カード型とおさいふケータイ型の違いを簡単に一覧表にしました。

  カード型モバイル型(おサイフケータイ)
発行手数料 300円(税込み)無料
年齢制限 誰でも可(但し、15歳以下の場合は親権者の同意必要)16歳以上
再発行手数料 300円(税込み)無料
申込み方法 店頭、公式ホームページ(PC・携帯)から公式携帯サイトから

クレジットカード一体型の場合

セブン系列のカード会社から、セブンカード・プラスのようなクレジットカード一体型のカードも発行されています。

通常よりもポイントが多くもらえるので、ポイントをたくさん貯めたいという場合などはこのタイプを選択してみるのもよいでしょう。
カード減らしのためにnanacoとクレジットカードをまとめられるというメリットもあります。

nanacoのチャージ方法

ナナコの入金額の上限は、以前は29999円でしたが、その後5万円に引き上げられました。1000円単位でチャージ(入金)できます。
チャージ可能な方法は、以下の通りです(カード型、モバイル型共通)。

店頭の場合

店頭の場合は、「セブンイレブン」と「デニーズ」「そごう」「西武」「ビックカメラ」などのレジ、「イトーヨーカドー・エスパ」のサービスカウンターでできます。
支払い時などに、レジで「チャージして下さい」と言えば店員さんがしてくれます。

銀行ATM機の場合

証券会社やセブンイレブンに設置してある「セブン銀行ATM」でも現金でチャージができます。セブンイレブンの店舗に設置してあるのが多いので、レジが混んでいたり、店員に話しかけたくない時などに利用できます。

クレジットカードの場合

2008年6月からクレジットカードでのチャージに対応しました。
使えるカードも、以前は1種類のみでしたが、現在では上記の「セブンカード・プラス」以外にも対応カードも増えて、以前より利用しやすくなりました。
ただ、2013年10月29日に本人認証サービス(J/Secure、Verified by VISA、MasterCard SecureCode)への登録が必要になりました。
利用にあたっては、前提として本人認証サービスに登録しておくことが必須になります(JCB・VISA・Masterブランドのクレジットカードのみ)。ひと手間増えましたが、安全性の観点からはやむを得ないといえます。

本人認証サービス登録後の利用方法ですが、まず、クレジットチャージの利用登録が必要になります。
利用登録完了後、実際にチャージする際は、PCかAndroid版nanacoモバイルアプリ(スマホのみ)から申し込みをしなければなりません。
しかも、チャージされるのはリアルタイムではなく、セブンイレブンやデニーズなどの店頭、セブン銀行ATMで受け取りが必要になります(但し、モバイルアプリだけは店頭に行く必要はなくなりました)。
なお、クレジットチャージはnanaco番号毎に、1日3回まで、1ヵ月間では15回までかつ合計金額で20万円までという制限があります。

オートチャージ

2017年6月22日よりオートチャージサービスにも対応しています。この点はワオンに遅れをとっていましたが、ようやく対応してきました。
オートチャージの内容は、「支払い後のnanaco残高が設定金額未満になると自動的にクレジットカードから指定の金額がチャージされる」タイプです。

なお、オートチャージを利用するためには指定のクレジットカードが必要になります(「セブンカード・プラス」「セブンカード・プラスゴールド」「セブンカード」「セブンカード ゴールド」)。
参考⇒オートチャージについての解説はこちら

ナナコのデータ一覧

登場年月2007年4月23日
発行枚数5600万件(2017/7現在)
発行手数料カード型は300円(税込)、モバイル型は無料
チャージ限度額50000円
利用可能地域加盟店のある日本全国
加盟店数260000店舗(セブンイレブン、デニーズ、マクドナルド、ツルハなど)
⇒ナナコ(nanaco)が使えるお店はこちら
運営会社株式会社セブン&アイ・ホールディングス(発行)
株式会社アイワイ・カード・サービス(運営)
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付加情報



【知識+α】

※1 厳密には、ナナコの発行は、「(株)アイワイカードサービス」が行っています。この会社は、「セブン&アイHLDGS(持ち株会社)」の子会社である「イトーヨーカドー」の子会社です。要するに、セブン&アイHLDGSから見れば孫会社にあたります。
また、技術開発はJCBが行っており、クイックペイとの親和性が高くなっています。


※2 セブンアンドアイHLDGSの傘下には、西武百貨店やそごう、ロフトなどがあるので、将来的にはこれらの店舗でもナナコが使えるようになる可能性があります。


※3 2012年3月に手数料の撤廃のほか、チャージ上限額引き上げ、会員資格の有効期限を無期限にするなど、いい改正が行われました。

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