電子マネーのメリットとデメリット

長所は？短所は？電子マネーのメリットデメリット

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まずはメリットから

かざすだけ！支払いがスムーズ！

カードやおサイフケータイをかざすだけで簡単に決済が完了します。財布からカードを取り出す必要もありません。

これは電子マネーの一番の利点であり特徴といえます。支払いが瞬時に完了するので、忙しい方には時間の節約になることも見逃せません。

なお、支払い時にサインはいらず、暗証番号も不要です。ノーサインの点でクレジットカードと違い、暗証番号の点でデビットカードとの差異になっています。

おさいふがすっきりする

小銭を持つ必要がないので、お財布がかさばらないのもメリットの一つです。
支払い時に小銭をジャラジャラと探す手間も省けます。もちろん、お釣りもないので、小銭が増えることもありません。

使える場所が急拡大！

以前は交通料金や駅構内の売店（駅ナカ）などに限定されていましたが、今では電車やバスはもちろん、タクシー、コンビニ、自動販売機、飲食店、家電量販店、etc…と使用場所が急増しています。
最近では拝観料も払えるお寺（安倍文殊院）も出てきたというニュースは記憶に新しいところです。
使える場所があってナンボなので、メリットというよりも、必要条件と言った方がいいかもしれません。

また、社員証や学生証、会員証、電子チケット、ホテル・家の鍵などにも使われ始めており、金銭的価値の側面だけでなく、身分証の役割も持つようになってきています。この点は注目です。

小額でも気にせずに使える

クレジットカードの場合は、小額ならサインレスの場合もありますが、基本的にサインは求められます。小額でクレカを使うのはチョット恥ずかしいという心理的抵抗もあると思います。
これに対し、電子マネーの場合、もともと小額の決済がターゲットなので、なんら気にせずに堂々と使うことができます。

ポイントがつく

電子マネーが登場した当初は、簡単に支払えるという点だけがメリットでした。
しかし最近では、電子マネーの多くはチャージ時だけでなく、使った時にもポイントが貯まるものが多いです。
どうせ払うなら誰でも得したいと思うのは当然です。便利な上にポイントがつけばもはや現金で払う必要性もなくなります。

環境にやさしい

１枚のカードを繰り返し使えるので、カードごみが新たに発生せず環境にやさしいです。個人レベルではあまり意識しませんが、地球全体で考えればその意味は大きいでしょう。

デメリットは？

セキュリティ

プリペイド式電子マネーの場合、落とした場合や盗難の場合には、基本的にカードの再発行はできず、損失額も補償されません。
なのでなくさないように十分に注意しておく必要があります。

また、現在は技術的に暗号解読は難しいようですが、将来的にスキミングの技術が発達して情報を読み取られる可能性もないとは言えないでしょう。

浪費しやすい

電子マネーは現金を見ないで簡単に決済できてしまうので、お金を使っている意識が少なくなります。
特に、ポストペイ（後払い）型の電子マネーの場合はクレジットカードと同じようなものなので、その傾向が顕著です。

支払い時に鳴る「ピッ」「シャリーン」などの電子音が気持ちいいのがつい使ってしまう一因でもあると思います。音が聞きたいために使うのはなるべくやめましょう（笑）。

一旦入金すると換金（払い戻し）できない

プリペイド式の電子マネーの場合は、一旦チャージ（入金）すると原則として払い戻しができません。
たとえ金銭的価値はあっても、現金に戻せないのはやはりデメリットといえます。
一度に多くの金額をチャージしないようにしたり、急な入用がないかチャージ前によく考えておくといいです。

店頭の端末がそれぞれで違う

電子マネーそれぞれで読み取り端末が異なり互換性がないので、自分の持っている電子マネーの読み取り機を置いていないお店では使えないことになります。
店側にとっても、多様なユーザーに対応するためには複数の端末を置かなければならないので、場所もコストもかかってしまいます。

これはまさに消費者を無視した各事業者のエゴというもので、古くはVHS対ベータ、最近ではDVD-RWとDVD-RAM、ブルーレイとHDDVDとの規格争いを連想させます。
私たち消費者からしたらいい加減にして欲しいものです。

ただ、それではさすがに普及の障害になるので、共有端末も登場してきています。我々としては共有端末の普及を待つしかないというのが現状になっています。

カードだけでは残高などがわからない

電子マネーは、内臓のICチップに情報が書き込まれているので、外側からカード残高や利用履歴などの情報の内容までは見えません。
今残高がどれくらいあるかわからないと、鉄道に乗る時に残高が足りなかったというようなこともありえるので、多少不便なところではあります。
ただ、現在、液晶画面のようなものがついたカードも研究されているようなので、今後情報内容も表示できるような電子マネーが登場するかもしれません。

電子マネーの種類が多すぎる

これは今一番感じている人が多いのではないでしょうか。電子マネーの種類が多く、ひとつにまとめてもらいたいと思っているのは私だけではないと思います。
電子マネーを使いたいけれど、種類が多すぎてどれを選んだらいいのか分からないから使わないという人も多いと思います。

当サイトでも色々な角度から電子マネーを検証していますが、それからわかることは、「あれもこれも全部兼ね備えている」完璧な電子マネーというのは存在しないということです。
完璧な電子マネーが一枚あればみんながそれを使えばいいのですが、現状ではそのようなものはありません。
なので自分の使い方に応じて最適な電子マネーを選ぶことが大切になってきます。

まとめ

メリット	デメリット
■支払いがスムーズ！ ■財布がコンパクト！ ■使える場所が急増！ ■小額の支払いで使える ■ポイントがつく ■環境にやさしい	■セキュリティには注意 ■浪費しやすい ■払い戻しは不可 ■端末の互換性がない ■カードだけでは残高などがわからない ■種類が多くてどれを選べばいいのかが難しい

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